介護も両立できる社会に

現在では保育園が不足していて働きたい女性が働くことができない、と言った状況がとても大きく取り上げられています。そのために、保育士などの資格がなくても、講習を受けて自宅で子供を預かることのできるシステムも導入されました。少子化と言われているのに保育園が足りないという不思議な状態です。単に、働きに出る女性の数が増加したのかもしれません。企業の求人などを見ていても、子育て主婦を応援、と言った形で積極的に採用をしている会社も多くあるようです。育児との両立ができる、ということをうたっているので勤務形態もたくさんある中から選ぶことができるのが特徴だと思います。今は求人情報などを見る限りでは育児との両立のために働きやすい環境を、という文字を多く見るのですが、そのうちに介護についても同じように企業求人の情報の中に盛り込まれるのではないかと思います。

高齢者の増加については社会的な問題となっています。自分の両親だから、旦那さんの両親だから、と介護を経験されてきた女性も多くいると思います。親の介護、年老いた親の面倒を見ることはごくごく当たり前のことなのかもしれませんが、仕事をしながらの介護というものはかなりのしんどさはあると思います。特に、寿命が延びてきているために、介護が必要なときには介護する自分も体力的に厳しい年齢に達していることも考えられます。60代で80代の親の介護をしなくてはいけない、といったケースもあると思うのです。60代だとなかなか仕事をしている女性は少ないかもしれませんが、介護のためにずっと家にいたのでは気がめいることは必至です。