逆玉を狙う男たちの増加
この社会は男と女で構成されていて、その比率はほぼ半々です。昔は、男女それぞれの役割分担のようなものが決まっていました。原始時代には、男が狩りで獲物を取ってくるという使命があり、女は子供を産んで育てるというのがルールでした。農耕が始まると、男女共同作業が増えましたが、力作業はもっぱら男が担い、女は引き続き子供の世話をする時代が長く続きました。そして現在、ようやく男女が同じように社会参画できる時代になりました。
しかし、まだ全く同じ条件にまで到達していませんが、昔に比べるとかなりよくなったといえるでしょう。その反面、狩りで獲物をとれない男も増えてきました。つまり、積極的に戦う意思や能力を持たない男も登場してきました。原始時代ならたちどころに飢え死にしたでしょう。しかし、現在はそんな男でもご飯を食べることが出来ます。アルバイトやパートといった働き方で生活することができるからです。雇用システムが多様化し、非正規労働者が増えたことで、こういった人は男女共に増えています。問題は、この状況が長引くと正規雇用の機会が次第に遠のいていくことです。チャレンジする機会は意思とともに薄れ、将来の夢や希望も薄れていくでしょう。
最近、逆玉の輿という新たな目標が彼らの前に現れました。知識と能力そして意思を持つ女性が社会で活躍する時代になってきました。プロのキャリアをあきらめた男性にとって、それを持つ女性は魅力にあふれています。そんな女性を虎視眈々と狙っている男性が今増えているそうです。女性の男性化、男性の女性化がこれからどんどん進んでいくことが目に見えます。